稀勢の里が横綱に昇進!妥当なの?他の最強大関、魁皇・千代大海・栃東と比べてどうなの?(2)

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前回の記事
稀勢の里が横綱に昇進!妥当なの?他の最強大関、魁皇・千代大海・栃東と比べてどうなの?(プロローグ)
稀勢の里が横綱に昇進!妥当なの?他の最強大関、魁皇・千代大海・栃東と比べてどうなの?(1)

これまで、
横綱

そして稀勢の里が

じゃあ、5回優勝した魁皇・千代大海・栃東と比べてどうなの?

他の最強大関、魁皇・千代大海・栃東と比べてどうなの?

稀勢の里が横綱として相応しいかについて、
最大の争点について考えてみます。

「5回優勝した魁皇、3回優勝した千代大海と栃東は最後まで横綱になれなかったのに、
何故稀勢の里は初優勝で横綱になれたのか?」

この4人は実力差はほぼなく、誰も2回連続優勝はしていないが故に、
これまでもこれからもしばしば論争の種になることでしょう。

僕の身も蓋もない意見を述べると、
「魁皇・千代大海・栃東が横綱になれなかった理由は、
魁皇・千代大海・栃東が同時代にいたから」
に他ならないと思っています。

どういうことか?
前回の記事で、横綱になるには、
「かつての実力・実績」よりも「今の成績」が大事だということを述べました。

その上で、番付を見てみましょう。

2004年初場所の番付は以下の通りです。
横綱:朝青龍
大関:栃東、千代大海、魁皇、武双山
【2016優勝】朝青龍、千代大海、朝青龍、魁皇、朝青龍、栃東
【2016年間最多勝】朝青龍(2002–2006まで5年連続の受賞)

一方、2017年の初場所の番付は以下の通りでした。
横綱:白鵬、日馬富士、鶴竜
大関:稀勢の里、琴奨菊、豪栄道、照ノ富士
【2016優勝】琴奨菊、白鵬、白鵬、日馬富士、豪栄道、鶴竜
【2016年間最多勝】稀勢の里

2003年、最も強かった力士は、間違いなく朝青龍でしょう。
2004年以降は益々朝青龍の一強時代を迎えます。
まさに絶頂期を迎えつつあった朝青龍と栃東、千代大海、魁皇の三人には明確な差がありました。

相撲協会としても、西の横綱が欲しかったでしょうが、
二連続優勝を果たすまで待ちたかったという時代の事情もあった上で、
「栃東、千代大海、魁皇の中で、
上げるとしてもも誰を上げればいいのだろうか・・・」
という、動きにくい状態であったと推測されます。

一方で、2016年、誰が一番強かったか?という話ですが、これは意見が割れることと思います。
二度優勝を果たした白鵬、
一度優勝&年間最多勝次点の日馬富士、
そして、年間最多勝の稀勢の里です。

2016年は、三十路を迎えた三横綱の圧倒的な強さに陰りが見え始め、
琴奨菊、豪栄道が優勝しました。
この二力士は文句なしの優勝をした一方で、
他場所の成績にムラがあり、負越・休場が二場所以上ありますので、最強と呼ぶにはもう一歩でしょう。

その中で、三十路を迎えつつも調子を維持し、
「年間最多勝」後の「優勝」「唯一の7場所連続勝越」を果たした稀勢の里は、
2016~17年にかけて最強の力士と呼ぶに遜色はなく、少なくとも現横綱と同格の実力を持っていると言えます。

だから、このタイミングで、横綱に上げることになったのでしょう。

以上が私が稀勢の里の横綱昇進を妥当だと思う理由です。

もちろん、横綱と上げるには絶妙に微妙です。
そこは、相撲協会の贔屓を一心に受け、ファンも多く興業としての相撲を支えている稀勢の里だからこそ、
という事情も無くはないでしょうが、
私は今回の昇進を、決して不正だとは思いません。

最後に、私は、5回優勝した魁皇関が横綱になれなかったことは、少し寂しく思います。
5度目の優勝で、横綱になっていても良かったと思います
(結果的に直後に白鵬が現れ、朝青龍&白鵬時代を迎えて相撲界的には丸く収まったわけですが)。
これからも史上最強の大関として、記憶に残る力士でいてほしいなと思います。

加えて、これからの稀勢の里関の活躍に期待します。

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ABOUTこの記事をかいた人

漫画家&ブロガー集団。現在、新都社にて完全無料WEBコミック「間の間」を連載中。年齢や国籍にとらわれない、自由な人生を夢見て日々飄々と面白いことやっていきます。