人を恐怖に陥れる文章の作り方

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インターネットの海に怪文を発見した

ヤフー知恵袋の知恵ノートに、スピリチュアルな文章が投稿されています。
[blogcard url=”https://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n220128″]

怖えええええぇぇ!
何が怖いって投稿者はなんでこんな文書こうと思ったんだろって話なんですよ。
ヤフーから金もらってんのかな?

それはともかく、なかなかすごい奇文・怪文です。

「面白いもの作ろうぜ」がコンセプトのぬるま湯メーカーとしては、是非ともこれを解説せねば、と思いました。
今日は、「怖い文章」を生み出す方法について、パターンをまとめてみました。

フォーマットを無視する

今回の文章の場合、序盤は「…」で区切られたフォーマットになっています。
脳に直接話しかけられているようで気持ち悪いです。

人間は、慣れたものに対しては安心感を覚えますが、そうでないものに対しては不安感を覚えます。
話は繋がってはいますが「…」により縁切られるため次の展開は予想しにくいです。
これにより次の展開が予想できず不安になります。

序盤で厳しいことを言う

「見せかけの努力をしてごまかしている方が楽」

うるせえやめろおおおお!!!(俺の心の声)

と、このように厳しい言葉で聞き手の心を抉り出します。
「言い訳」「弱虫」「逃げ回る」そういった刺さる言葉を選択することで、読者の精神を不安定な状態に導きます。

難しい言葉や概念を使う

続いて出てくるのは、「煩悩」「諦念」「諦観」「警策」「解脱」などの難しい言葉です。

なるほどわからん、というやつですね。

これにより読者の理解が低下し不安感を覚えます。
人間なるもの、分からないものに対しては不安を覚えるわけです。
ですがわけがわからなすぎると今度は退屈になるので、
先ほどの厳しい言葉とうまく組み合わせるわけですね。

ちなみにこういう言葉好きな人にはディスコミュニケーションという漫画が超オススメです。

一度解決方法を与える

この文章では、醜形恐怖症を克服する方法として
「自身を否定すること」「自身以外の人に対して否定すること」
を提示してくれています。

神よ。。。

厳しい言葉で読者を一度絶望の淵に叩き落とした後、蜘蛛の糸を垂らしましょう。
一貫して絶望だけを与えると読者は逃げてしまいます。
これは自分には関係ないのない話ではなのだと解釈します。
そして明日には友達と何気ない会話をする生活に戻っているでしょう。
読者により臨場感を与えるには一度解決方法を与える必要があります。

その後でもう一度絶望に叩き落とす

しかし、醜形恐怖症の人は「自身を否定すること」をやめることはそうそう出来ません。
それはこの文章の書き手も織り込み済みです。

そのため、解決方法と問題を戦わせて、負かしましょう。
蜘蛛の糸を切断しましょう。
その後で絶望を与えましょう。
その解決方法と問題を戦わせて完膚なきまでに解決方法を負かしましょう。
それによって読者はもう一度深い絶望に陥れられます。

汚い言葉を使う

ここまで来たら、読者の精神もボロボロになっていることでしょう。

ブサイク・醜い顔・醜悪な顔・無様な姿・モテる・ブス

直接的で下品な言葉を次々と使うことによって更に精神を切り開いていきます。

そして未完

未完かよオイ!!!!!
この物語に一応のフィナーレの様なものはありますが、結局書きかけと言う形で話は終了してしまいます。
読者は絶望の淵にいるままで戻されることはないのです・・・

ただの物語だったら、最終的に希望が勝つのですが、怖い話は絶望の勝利で終わります。
これが普通の物語と怖い話の違いなのです。

ふう、こわかった。

いかがでしたでしょうか。

結局なぜ投稿者はこんな文書いたのかは全く分からないままでしたが、
この文章が怖い理由はちょっと見えた気がします。

そしてなんといっても怖いのが、
この怪文は2017年11月30日で削除されてしまうことです。
ちゃんと完結させろよ!と言いたいところですがその願いもかなわなさそうです。
今のうちに読んでおくしかないでしょう。

次回はいわゆる怖い話のパターンについて分析したいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

漫画家&ブロガー集団。現在、新都社にて完全無料WEBコミック「間の間」を連載中。年齢や国籍にとらわれない、自由な人生を夢見て日々飄々と面白いことやっていきます。