昨日は「スーパーサラリーマン左江内氏」のレビューを書きました。
昭和の遺産のようなドラマだと思いましたが、
12.9%とそこそこの視聴率を獲得しました。
テレビは昭和の遺産になってしまったのでしょうか?
前クール、「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマがヒットしました。
若者から絶大な支持から得ていたように見えます。
まあ、この作品の内容については散々色んな人がレビューしていると思うのでここで主張したいことだけ纏めます。
「逃げ恥は若者にだけ受けていたわけではない」
どういうことか。
逃げ恥は、明らかにテレビのメイン視聴者層である、中年層をも狙っているのです。
僕がそれを強く感じた点は以下の通りです。
- 擬似恋愛という古典的な設定
- 新垣結衣という万人受けする女優の起用
- 若い男性をゲットする石田ゆり子の存在
- 運動が苦手な大人でも踊れる「恋ダンス」
忘年会や、紅白歌合戦テレビの前で恋ダンスを踊ったお父さんお母さんも多いことでしょう。
若者受けだけを狙ってはこれだけのヒットは有り得ないのです。
例えば、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」というドラマは、若者から絶大な支持を得て僕の女子高生の友達も絶賛していましたが視聴率は9.7%と振るいませんでした。
とはいえ、大人受けだけを狙っていても頭打ちですし、先がありません。
キー局社員の人件費を生み出さなければならないのです。
だから、テレビ離れしてしまった若年層を話題性で呼び込み、一方で、普段のテレビ視聴者へのサポートは忘れない、ハイブリッドさが今後は求められると思いました。
全然エンジニアと関係ないって?
その話はまた明日に続きます。
追記
ちなみに、「タラレバ娘」はドラマでやるにはちょっとキツいんじゃないかなと思います。
原作の人気は「逃げ恥」より上でしたが、あのノリにメイン視聴者層が着いていけるかは疑問。