なぜヒトラーは社会主義(共産主義)を否定していたのか?そもそもナチスと社会主義の違いってなんだったんだろう?

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マーマー
ねえねえ、ヒトラーはアンチ社会主義だったんだよね?
ねこにゃす
もちろんそうですニャ。
マーマー
でも、結果的に見るとヒトラーのナチスドイツと、スターリンのソ連共産党や毛沢東の中国共産党は極めて似てるように思うんだよね。

大きな政府を持って、国民に自由を与えず上から縛り付けるという点では、ソ連共産党と国家社会主義ドイツ労働者党は極めて似てるように見えるんだけど。

ねこにゃす
だがヒトラーは明確に社会主義を否定していたニャ。

ユダヤ人(移民)、連合国(ブロック経済)、そして社会主義者(共産党)。

ヒトラーはこの全てを敵にしたのニャ。

マーマー
なんで?
ねこにゃす
理由はいくつかあるニャ。

まず第一にイデオロギーの違いニャ。

ナチスドイツのイデオロギーと言えば?

マーマー
ドイツ人ファースト。
ねこにゃす
正解ニャ。

ナチズムはナショナリズム。ドイツ第一主義。

これは今のトランプのアメリカがアメリカ第一主義になっているのと同じであり、国境は明確に存在するという考え方なのニャ。

ナチズムはドイツ国民のためのイデオロギーであり、ユダヤ人(というかドイツ人以外の全人類)を下に見ているのニャ。

マーマー
ソ連はソ連第一じゃないの?
ねこにゃす
違うニャ。
「万国の労働者よ、団結せよ!」というスローガンから考えて見てほしいニャ。

社会主義は国境に否定的で、全世界が社会主義の元に一つになるという理想を持っているのですニャ。
共産主義というものは全員がルールを守らないと成立しない考え方だから、必然的にそうなるのニャ。
一応ここでは簡単のため社会主義=共産主義ということでよろしくニャ。

ソ連は連邦であって、日本のような単一国家とは全く違うのニャ。
「ソビエト」は「評議会」という意味の一般名詞であって、固有名詞じゃないのニャ。その点でも国とは少し性質の違うものなのニャ。

まあ実際はソ連の中でロシアと他の構成国には格差があったようだけどニャ。

マーマー
つまり、社会主義はドイツという国家を解体する思想だから否定したわけね。
ねこにゃす
そういうことニャ!

ヒトラーはユダヤ人と社会主義を結びつけて否定していたのニャ。
ユダヤ人と社会主義がドイツを滅ぼすと!

社会主義はナショナリズムの敵だったのニャ。

マーマー
理想像が違ったのねー。
ねこにゃす
ナショナリズムかどうかだけじゃなくて、他の点でも思想が真逆なのニャ。
マーマー
へえ。例えば?
ねこにゃす
ドイツ第三帝国は極めて保守的な思想を持っているのニャ。

極右ってやつニャな。

  • 家族主義(ジェンダーロール肯定)
  • 同性愛否定
  • キリスト教原理主義
マーマー
へえ〜。

確かにナチスは同性愛者を迫害していたね。

ねこにゃす
一方で左翼というのは、そういった伝統や持って生まれた性質を、人工的・理性的に乗り越えていくような試みを信じるところがあるのニャ。

極めて相容れない理想ですニャ〜。

ソ連共産党は上手に社会主義できていたわけじゃないので、そこを見るよりも、それよりアメリカの民主党とか、日本の左翼政党を見る方が分かりやすいかもしれないニャ。

あるいは「社会主義の本質」を見ないと理解しにくいのニャ。

  • 家父長制否定
  • ナショナリズム否定
  • フェミニズム肯定
  • セクシャルマイノリティ肯定
  • 政教分離

こういった性質があるニャ。

マーマー
なるほどなー。こうして見ると全然違う気がする。
ねこにゃす
ソ連共産党は戦時下で女性にも出兵させていたのニャ。

時代が早すぎたニャ。

マーマー
時代の問題なの?w
ねこにゃす
まあ、あと言ってない理由を述べるなら当時の社会情勢にあるニャ。

当時ドイツは完全に経済が疲弊しており、資本主義が全く支配を得られなくなってしまったのニャ。

貧乏なのに経済の自由なんて欲しくないよニャ?

その中で台頭したのが社会主義とファシズムだったのニャ。

マーマー
すごい世界ね・・・
ねこにゃす
でも社会主義に走ることは、実質的にソ連の属国になることに等しかったのニャ。

そのためヒトラーは自らやドイツ人の権力を守るためにナショナリズムに走ったのですニャ。

マーマー
なるほどね〜。違いがわかったよ。

とりあえず真の社会主義とはなんだったかを勉強してみるね。

ありがとう、ねこちゃん。

ねこにゃす
よろしくですニャ〜。

喋ったら疲れたのでごはんを食べてくるニャ〜。

ねこにゃす
「帰ってきたヒトラー」は、ヒトラーのカリスマ性が端的に分かる映画で面白いですニャ〜。

しかもギャグも笑えるし、現代への風刺まで効いてる傑作ですニャ。

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ABOUTこの記事をかいた人

漫画家&ブロガー集団。現在、新都社にて完全無料WEBコミック「間の間」を連載中。年齢や国籍にとらわれない、自由な人生を夢見て日々飄々と面白いことやっていきます。