BENNIE Kの思い出とちゃんと聞いてほしい「Melody」というデビュー曲

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BENNIE KといえばサンライズとDreamlandの2曲が大変有名である。

この2曲で出てきたときの衝撃というのは今の音楽シーンでは説明しがたい。

Dreamlandはとにかくメチャクチャ売れたし、BENNIE Kの二人は当時のかっこいいお姉さんのイメージを体現していた。

当時僕は中学生だった。

体育祭の創作ダンスでBENNIE Kのこの2曲は取り合いだった。

それまでいたミュージシャンの誰にも似ていない。

強烈な個性がある。

それでいて一回聞いたらもう耳を離れない。

今は全てのミュージシャンがマーケティングをしてしっかりレベルの高いものを作っている。

だからゆえに、異次元からポンと正解を持ってきて、時代を3年進めていくようなミュージシャンがシーンのど真ん中に登場するということは減ってきたように思う。

今回はそんなBENNIE Kの「Melody」というデビュー曲について語りたい。

1999年の夏、渡米したYUKIのホームステイ先が偶然ロサンゼルスのCICOの伯母の家だったことで二人は出会い、意気投合する。

2001年にMelodyでデビュー。

この時点で2人とも17歳。

ちなみにこのMelodyというのはカバー曲である。

「終わりのメロディー」Retro G-Style

「Melody」は半分ぐらいは終わりのメロディーの歌詞を使い回しているのだが、世界観が全く書き換えられている。

「Hey, Yuki 聞こえないのかな?」

「Come on Checkyに相談トライしてみなよ you 全部簡単解いてやる」

「心配させんなよマジで」

CICOがYUKIの相談に乗るという形式を持っており、 BENNIE K の葛藤とそれでも前に進んで行こうと言う決意を語った歌である。

決意表明をデビュー曲に持ってきた歌手としてはスガシカオの「ヒットチャートをかけぬけろ」 がある。

いずれも力強い、何かをやってやろうと言う意志に満ちた名曲である。

『終わりのメロディー』はラブソングであるが、 BENNIE Kのメロディーにおいてはラブソング要素はなりを潜め、 BENNIE Kの過去・今・未来を暗示するような非常に文学的な世界観を持った曲に書き換えられている。

端的に言えば青年期の若者の不安定な感情を歌っている。

「動かなくなる身体ごと 抱きしめ流れた」

「気づかないままで送られた言葉」

「殴り捨てた愛の意味も凍りついた後で」

サビのこの節は「終わりのメロディー」では恋の終わりを表現した歌詞であるが、BENNIE K のMekodyでこの一説を聞いた時に、僕には仲間の死をにおわせる歌詞であると感じた。

奇しくもRetro G-Styleのボーカルであり終わりのメロディーの作詞作曲者である青木雅哉は不慮の交通事故で既に他界している。

抜群な才能を匂わせる歌声と不安定な若者の心情を乗せた名曲である。

ちなみにMelodyを僕が初めて聞いたのは、東日本大震災が起こって計画停電が起こった。mp3プレーヤーで聞いていた真っ暗な中で。

BENNIE Kのセカンドシングル「School Girl」は もっと直接的な表現で学校嫌いだったYUKIの心情が吐露されている。アルバム盤では大胆にアレンジ聞いてみてほしい。

サンライズやDreamlandのような圧倒的完成品と比べると、まだ未完成だった頃の才能の片鱗をこの作品から垣間見ることができる。

当時 BENNIE K を聞いてた人には是非このメロディーという曲を聞いてみてほしい。

アルバム版はAmazon Musicで配信されています。

Amazon Musicは定額で聴き放題のサービスです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

漫画家&ブロガー集団。現在、新都社にて完全無料WEBコミック「間の間」を連載中。年齢や国籍にとらわれない、自由な人生を夢見て日々飄々と面白いことやっていきます。