えー、我々シータートルは、若者にだけでなく、年配層にもリーチしていくことを常々考えてるわけですが。
少子高齢化社会ですからね。
今日はたろうさんに「コーポラティブ」について語って頂けると。
はい。
コーポラティブ、孤独死社会に一石を投じるアイデアということで、期待しています。
それじゃ、一つお願いします。
あい。
えっとね、フランスとかヨーロッパ系は、元々、文化として若者は都会に住んで、老人は田舎に住むってのがあったんだよ。
で、若い頃は都会の賃貸。
年取ったら田舎のコミュニティで住む。
そういう文化の中で、みんなでお金出し合って住むっていう文化ができた。
それが「コーポラティブ」ね。
要は友達同士で家を買うってことですね。
そっそ。
パリは地価が高いから、共同購入が増えたんだよ。
7〜8割は共同購入らしい。
そのやり方はニューヨークにも引き継がれて、都会の高い土地は貧乏人同士が金を出し合うと。
そうすると1億円の家がキャッシュで8000万で買える。更に10人で分ければ800万。
これが老人たちの簡易老人ホーム的な感じになってく。
それを若者も真似した。
へええ、日本ではやらないんすかね?
いや、その流れで、日本もやろうとしたんだよ。
UR?アーバンライフ?
アーバンリサーチ?
それは服屋でしょ。
そこがやろうとしてた。
けど、xxxxの社長と話した時に、日本のコーポラティブは失敗してるという話を聞いたよ。
日本じゃ根付かないみたいね。
あの、そもそもとして、シェアハウスと何が違うんすか?
要は家を買うかどうかの違いですよね。
それがどう生き方が変わるんすか?
やっぱり、家を買うとイニシアチブが取れるんだよ。
シェアハウスは間借りで、家はオーナーのもの。
コーポラティブは全員がオーナーだから全員が自由にできる。
だからどうしてもシェアハウスは一時的に住むだけになっちゃう。
一緒に住むというだけで、それ以外は違う。
家を買うか借りるか、それだけの違いが、生活そのものを変えるってのは、面白いっすね。
あ、でもそれって家族とマイホーム買うのと何が違うんだろ?
それもね、全然違うんだよ。