「セッション」を見たら日本スポーツのパワハラが可愛く見えてきた

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いやマジでスパイシーでした✨

主人公のニーマンはジャズドラムスを目指す大学生。フレッチャーは某体操協会も舌を巻くスパルタ教授。

自分のバンドにはドラムスが足りない。そこでフレッチャー教授はメンバーを探す。そこで目に止まったニーマンは19歳でメンバー入りする。

が、待っていたのはあり得ないほど罵詈雑言。

お馴染みの「マ○ーファッカー!」から始まり「なんで俯いてるんだ?下にお菓子は落ちてないぞ?」とウィットに富んだけなし言葉が飛び交う。さながら軍隊のようなバンドに心折れそうなメンバー。ところがニーマンはくじけない。わんちゃん「ファッ○!!」と流血しながら頑張っちゃう。(ジャズで流血は初めてでした🔰)

それだけフレッチャーの求めるジャズは狂気であり狂喜であった。

ニーマンは流血ど根性で女も捨てて家族と揉めて頑張る。

そして徐々に二人はわかり会…わないんだなこれがww

どう考えてもわかり会って大団円という流れの中で、なんと舞台上で楽譜がない!焦るニーマン…曲は始まる…そこでフレッチャーが一言「オレを舐めるなよ」おまえかい!!楽譜隠したん!!しかしニーマンは諦めない。

最後のカタルシスは他の映画にはないスパイシーを醸してる。我慢して我慢して発射…。

ジャズのカタルシスをそのまま表現してるのかもしれないと思いました

某体操協会とか、最近パワハラが取り沙汰されることが多いけれど。この映画見て思うのは「じゃあ辞めたら?」である。

もちろんパワハラを容認する気はない。だがそれは「そこでしか生きられない場合に限り」だ。

例えば一般企業で上司にパワハラされまくったらそこはキレていい。日本では転職は事実上自由にできないし、生活に直結するからだ。

しかしジャズやスポーツや芸能界やその他もろもろはちょっと違う気がする。

ごく限られた才能ある人々が「人類をもう一歩進める」べくしのぎを削るような場だからだ。

全員が好き好んで、その場に上がりたくてしょうがない中で頑張っているのだ

そういう場にスパルタだとかパワハラだとか言うのはお門違いというものだ。

このセッションを見るとそんな思いに駆られる。

あれはひとつの人類の到達点なんだな」と。そしてそれはああいう狂気の先にしか見えないのかもしれない。優しい指導でだってあそこまでいける!というのなら結果を示すしかないだろう。

というわけでめちゃスパイシーでした!

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