【感想】「イーロン・マスク 未来を創る男」天才になるために必要なものとは?

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イーロン・マスクの伝記を読んだ。

僕はこの本から、「天才になるには、人生を捧げるに値するものを見つけること」を学んだ。

イーロン・マスクは地球上で最も「必然的な」天才だ

現存している天才の中で、一番の天才は誰だろうか。

僕はそんな天才の思考を盗みたいと思った。

イーロンマスクは紛れもない天才であるが、一番かどうかは分からない。

だが、イーロン・マスクは、現存している中で「最も必然的に成功した天才」と断言する。

アメリカンドリームが、偶然によってでなく、必然的に生み出されるものなのだとしたら。

僕はその思考を追っておかねばならぬと思い、「イーロン・マスク 未来を創る男」を購入した。

複数回成功している

イーロンマスクを必然的な天才たらしめているものは何か。

その一番の根拠は、やはり複数回成功し続けているというところが大きいだろう。

SpaceX、テスラモーターズ、PayPal、それらを1から作り上げたのだから、彼を天才と呼ばずして誰をや、という話なのである。

スポーツや芸術は運や才能によるものも大きい

バカと天才は紙一重とはまさにその通りで、天才は偶然の産物によるものが大きい。

必然的な成功というものは、しばしばイノベーションとは真逆のものになりがちだ。

また、「生まれ持った才能」で片付けられてしまう事象も観測されがちである。

そういった意味では、天才性を学ぶには、スポーツ選手や芸術家というのは、特殊性が高すぎる。

だから天才の科学を学ぶには資本主義社会の頂点である起業家が最も相応しいと思うのだ。

そしてその頂点にいるのが、イーロン・マスクだと僕は思っている。

ジェフ・ベゾスでもスティーブ・ジョブズでもビル・ゲイツでもいいのだが、やはり複数回成功したイーロン・マスクを僕は推したい。

イーロンマスクは何を考えているのか

ここまで、いかにイーロン・マスクが必然的な天才であり、天才とは何かを知るのに相応しい人物であることを述べた。

ここからは、イーロン・マスクが何をしてきて、他の凡百の起業家とどう違うのかを述べていく。

一言で言うならば、繰り返しにはなるが「人生を捧げるに値するものを見つけて、それに全力投球すること」だ。

ロケットや銀行や自動操縦

イーロンマスクが携わってきたビジネスは全てイーロン・マスクが人生を捧げるに値すると判断して行ってきたことだ。

書籍によると、イーロン・マスクの興した会社は休日出勤当たり前、社員にもしばしば激励を飛ばすシーンが見られる。

だがこれは、それだけイーロン・マスクが、会社の生み出すプロダクトの価値を信じていることの裏返しである。

決してただの労働搾取のためではない。

来たるエネルギーの枯渇時代のため、地球人の新しい居住先を見つけ出すための使命なのだ。

ゲームクリエイターにはならなかった

イーロンマスクはゲームが好きだが、ゲームクリエイターになろうとはしなかった。

その理由はゲームを作ることは一生の仕事には値しないと考えたためである。

イーロン・マスクの行動規範には、常にそれをやるだけの価値があるかどうかという判断がある。

安価なロケット。安価な決済システム。人間の運転からの解放。そういった物のほうがより多くの人を幸せに出来るとイーロン・マスクは考えたのだ。

シリコンバレーを批判していた

実際の経営術は、他の創業経営者とそう大きくは変わらない。

エネルギッシュで大胆な行動。突飛なアイデア。

大風呂敷を広げて資金を引っ張ってきたり、何処かから優秀な人材を引き抜いたり。

だが書籍によると、イーロンマスクは、シリコンバレーの経営者を批判している。

今のシリコンバレーの住人は、起業や金儲けが目的化していると。

未知の発見、人類への貢献、そういった理念がないと。

だから、そういった経営者とは常に一線を置いているのだ。

イーロン・マスクは、金のためだけに行動をすることはないのだ。

まとめ

「頑張りたい」と漠然と思っている人は多い。

だが、何を頑張るかを見い出せている人は少ない。

頑張るに足る物を見つける。

それを見つけることの大事さを学んだ書籍であった。

オールタイムの天才たちについて研究した書籍。筆致も豊かで面白いです。

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